こんにちは!このブログでは、私が日米両国で20年以上にわたり携わってきたクロスカルチャル (相互文化間) ビジネスの知識と経験を共有していきます。私はライフスタイル雑貨業界でのキャリアを通じて、成功や失敗を含めて数々の経験を積んできました。これまでの経験から得た知識を通じて、特にアメリカに進出しようと考えている雑貨業界の中小企業の方々に向けて有益な情報をお届けし、少しでも多くの事業者さまがアメリカ進出を身近に感じ、チャレンジしてもらえることを目指しています。
まず初めに、私がこれまで携わってきているCross-Cultural Business、「クロスカルチャル(相互文化間、もしくは異文化間) ビジネス」とは何か、解説します。
クロスカルチャルとは?
「クロスカルチャル」という言葉自体、多くの人は聞きなれない、馴染がないのではと思います。クロスカルチャルは日本語では異文化間と訳されることが多く、クロスカルチャル ビジネスとは、異なる文化や国の間で行われるビジネス活動のことです。
インターナショナルビジネスとグローバルビジネスとなにが違う?
では、皆さんが良く耳にするインターナショナルビジネスや、グローバルビジネスとどう違うの?という点については、インターナショナルビジネスは国境を越えた取引やビジネス活動全般を表し、グローバルビジネスは国際ビジネスよりもさらに広範で事業展開をするイメージ。たとえば、さまざまな国や地域での事業展開をしたり、現地法人を作って現地で製造、販売、サービスを提供するなど。
クロスカルチャルビジネスも国際的なビジネスの枠組みで、法律や規制を守ることや、取引をする国の経済状況を考慮するなどは言うまでもありませんが、異なる文化を持つ者同士がビジネスを行う際の言語や習慣、価値観など、コミュニケーションや商慣行の適用に重点を置いているのがクロスカルチャル ビジネスです。ですので相互文化間として、たとえば日本とアメリカの2国間でのビジネス、もしくはアメリカも広い国で、州によっては習慣や法律も異なることもあり、アメリカのどの地域とビジネスをするなどに限定することもあります。
海外進出を考える際に、どの国に進出したいかを決めたら、その進出する国の顧客に受け入れられ、末永く購入し続けるために単に言語をその国の言語に変換するのではなく、その国、土地の文化や価値観を深く理解し、商品やサービスをそのターゲットと顧客層に合わせてローカライズ、カルチャライズすることが大切です。